受付では簡単に弔意を述べ、ふくさあるいは風呂敷に入れた香典を差し出します。そして芳名帳に記帳します。受付がない場合は焼香の時に祭壇に供えるか、親族に渡します。携帯電話は電源を切るかマナーモードにしておくようにします。

式場に入る時は先客に一礼し、案内された場所に座ります。席がない場合は邪魔にならない場所に立って待ちます。

僧侶を迎えます。数珠をを持参していたら手に持ちます。

読経の時間はふつう３０〜４０分程度です。この間、参列者一同は静粛に読経を聞きます。

読経の途中で、僧侶が「ご焼香を」と声をかけますので、まず喪主から祭壇の前に進み出て焼香をし、次いで遺族、世話役代表と、席次の順に焼香しますので、案内されたら前に出て焼香します。 焼香後は通夜ぶるまいの席に移送する場合と、自席戻って、法要に終わりまでいる場合があります。

読経が終わると僧侶が法要の終わりを告げて退場しますので、見送ります。数珠をしまいます。

通夜ぶるまいの席に移ります。喪主か親族代表があいさつを述べた後、食事をします。故人をしのびながらの会食ですので、一口でも箸をつけるのが礼儀です。会葬御礼状と返礼品を受け取り、タイミングを見て退席します。なお喪主や遺族は見送ったりしないのがしきたりですので、自分の席から黙礼を返す程度でさしつかえありません。

ご遺族にお手伝いを頼まれたら、特別な事情がないかぎり、遺族の意を汲んで快く引き受けましょう。
お手伝いをする人の立場は、参列者側ではなく、ご遺族側になりますので、喪服を着用します。白黒のリボンや黒の腕章をつけることが多いようです。女性で通夜ぶるまいの準備を手伝う場合は、黒のブラウスやスカートなどの略礼装でもかまいませんが、エプロンを持参しましょう。色は黒か目立たない色のものを用意していきます。

最近は小規模で行う葬儀が増えてきました、「近親者のみで行います」といわれた場合は、参列を控えます。どうしてもお参りしたい場合は、その意思を遺族の方に伝え相談しましょう。