男性の正式礼装(洋服)は黒のモーニングコートですが、現代では通夜・葬儀を通じてブラックスーツを着用することが多くなっています。そして白いシャツ、黒のネクタイ、靴下、黒靴を着用します。ネクタイピンはつけません。通夜には、ダークブルー、ダークグレーのスーツでもかまいません。
女性の正喪服は、和装では黒無地の五つ紋付に黒の帯と帯締めを着用します。洋装の正喪服は黒のフォーマルドレスです。スーツ、ワンピース、アンサンブルいずれでもかまいません。透けたり光沢のある素材は避け、えり元は詰めたデザインで、そでは長め、スカート丈はひざが隠れる程度にします。手袋、バック、ストッキング、靴は黒に統一します。化粧は身だしなみ程度にし、アクセサリーは結婚指輪だけにします。
男性はブラックスーツかダークスーツを着用します。ワイシャツは白無地、ネクタイ、クツ、靴下は黒にします。ただ会社や出張先から駆け付ける場合がありますので、地味な平服でかまいませんが、黒のネクタイや靴下を着用するようにします。
女性の場合も黒の上下や地味なワンピースなどの略礼装でもかまいませんが、最近ではブラックフォーマルが一般的です。ミニスカートやタイトスカートは避けましょう。通夜に参列する時は、ストッキングは肌色にすることが多くなっています。
サアクセサリーは基本的にはつけませんが、真珠の一連のネックレスかイヤリングなど、どれか1種類にしましょう。ストッキングは黒か肌色にします。
■バッグや靴
バッグは小型で黒い色、派手な金具などの付いていない地味なものにしましょう。靴は黒の布製が正式ですが、光沢のない革製のパンプスでも結構です。飾りのついていないものにします。
■真夏や真冬の服装
女性の場合、真夏の時は無理にジャケットを羽織る必要はありませんが、透ける素材や胸元が大きく開いた服などは避けるようにしましょう。冬の葬儀の服装にはコートも必要になりますが、動物の毛皮やエナメル素材のものは避けましょう。
■メイク・ヘアスタイル
通夜、葬式に参列する時は、髪もきちんとまとめましょう。髪飾りはできるだけ避けるようにしますが、つける時はつやのない黒のリボンやバレッタなどにしましょう。
派手なアイメイクは避けます。口紅はナチュラルカラーをにし、一度つけたらティッシュオフでつやを抑えましょう。濃い色のマニュキュアも落とすようにします。
■お子様の服装について
お子様が、小学校以上で制服がある場合には制服を着用します。ない場合や小さいお子様の場合は、男子はブレザーとズボン、白いシャツ。黒、紺、グレーなどのものを着用。女子はブレザーとスカート。ワンピースなどを着用します。色は白いブラウス、黒、紺、グレーなどのものを着用します。